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業務ロジックとは

Accel-Mart Quickで利用できる業務ロジック機能の概要や特長、および、業務ロジックを用いて実現できることをご紹介します。

概要

業務ロジック機能は、Accel-Mart Quick上で動作する様々な業務処理をWebブラウザ上で簡単に作成できる機能です。
ワークフローやWebデータベースの機能拡張をはじめ、外部システムとのデータ連携、定型業務の自動化などが可能です。

業務ロジックで実現できること

アプリケーションの機能拡張

Accel-Mart Quickで作成したワークフロー・Webデータベースに業務ロジックを付け足すことで、個社固有の要件を満たせる本格的な業務アプリケーションを構築できます。大きく分けて、「画面」と「処理」の2つの拡張ポイントがあります。

画面に対する拡張

ワークフロー・Webデータベースのフォーム画面を表示する際、または、特定のアイテムにクリック・入力などの操作を行った際に業務ロジックを実行します。例えば、下記のようなことが実現可能です。

  • フォームの入力項目に初期値を設定する
  • Excelファイルを読み込んで、内容をフォームに反映する
  • フォームに表示されているテーブルのデータをCSVファイルとしてダウンロードする
  • 独自の業務ロジックに基づいた複雑な入力チェックや相関チェックを行う

フォーム画面から業務ロジックを実行する

図:フォーム画面から業務ロジックを実行する

アプリケーションの処理に対する拡張

ワークフローを申請・承認した際や、Webデータベースを登録・更新した際に業務ロジックを実行します。例えば、下記のようなことが実現可能です。

  • Webデータベースを登録・更新した際に、自動で通知メールを送信する
  • ワークフローを承認した際に、申請内容を元にWebデータベースを登録・更新する

外部システムとのデータ連携

Accel-Mart Quickを起点に外部システムの処理を実行する

Accel-Mart Quick側の操作・イベントをトリガとして、外部システムと連携する業務ロジックを実行します。外部システムとの連携は、標準で提供されている連携部品、または、外部システムのREST APIを利用して行います。例えば、下記のようなことが実現可能です。

  • 外部システムに登録されているマスタ情報を取得・参照する
  • ワークフローの案件が完了した際に、申請内容を元に外部システムの登録データを更新する
  • ワークフローの案件が完了した際に、申請書を文書管理システムに格納する
  • ワークフロー承認時に、電子契約サービスと連携して電子契約書を顧客に送付する

Accel-Mart Quickを起点に外部システムの処理を実行する

図:Accel-Mart Quickを起点に外部システムの処理を実行する

外部システムを起点にAccel-Mart Quickの処理を実行する

外部システム側の操作・イベントをトリガとして、Accel-Mart Quick上の処理を実行します。Accel-Mart Quickで作成した業務ロジックはREST APIとして公開可能なため、例えば、外部システム側からWebhookを利用して当該エンドポイントへリクエストを送信することが可能です。具体的には、下記のようなことが実現できます。

  • 外部の販売管理システムに案件データが登録された際に、Accel-Mart Quickで見積もりワークフローを起票する
  • 電子契約が完了した際に、関連するAccel-Mart Quickのワークフロー案件を処理し、次の作業者のノードに進める

外部システムを起点にAccel-Mart Quickの処理を実行する

図:外部システムを起点にAccel-Mart Quickの処理を実行する

自動処理

指定したスケジュールや、登録された日時を参照して業務ロジックを実行します。これにより毎月・毎日など、定期実行する処理を自動化できます。例えば、下記のようなことが実現可能です。

  • 日次でデータの集計処理を実施する
  • 月末の締処理を行う
  • 締め切りが近いタスクの催促通知を送信する

特長

ノーコード・ローコードで手軽な開発

業務ロジックの処理内容は、フローチャートを作成するようにドラッグ&ドロップで部品を配置して作成していきます。メール送信・ストレージ操作・ユーザ情報の取得など、様々なタスク(処理部品)を標準で用意しているため、ノーコードで直感的な開発が可能です。

タスクの配置

図:タスクの配置

より高度な処理や独自に定義した処理を実行したい場合は、JavaScript・SQLなどを記述して独自のタスク(ユーザ定義タスク)を作成できます。前述のノーコード開発と組み合わせることで、多岐にわたるソリューションに活用いただけます。

標準で連携可能な外部システム

下記の外部システムとの連携部品を標準で提供しています。

  • Office 365(Microsoft 365)
  • クラウドサイン
  • Acrobat Sign(Adobe Sign)
  • Box
  • Slack