Webデータベースとは
Accel-Mart Quickで利用できるWebデータベース機能の概要や特長、利用例をご紹介します。
概要
Webデータベースとは、各種データの登録・検索・管理を簡単に行うための機能です。管理するデータごとにデータの登録画面と一覧画面で構成されるWebデータベースのアプリケーションを作成します。
表計算ファイルや紙で管理しているデータをWebデータベースで一元管理することで、データの効率的な利用が可能です。
図：データ登録画面の例
図：一覧画面の例
特長
業務データの集約
紙や別々のファイル、別々のシステムで管理されているデータを集約すれば、データの多重管理や転記が不要になります。 Webデータベースにデータを移行する際は、Excelファイルを用いたデータの一括登録が可能です。
ノーコードで手軽な開発
データの登録画面・一覧画面はどちらもノーコードで開発が可能です。
登録画面のフォーム（帳票）はフォーム部品をドラッグ&ドロップで配置していくことで簡単に作成できます。
一覧画面も、一覧に表示したい項目を選択するだけで作成できます。
図：フォーム部品の配置
他機能との連携
Accel-Mart Quickで提供している他の機能と連携することで、より柔軟で幅広い活用が可能です。
ワークフロー
ワークフローの申請時に、Webデータベースで管理しているマスタ情報を参照できます。これにより、例えば以下のようなことが可能です。
- 商品発注のワークフローを申請する際に、申請フォーム上で商品の検索を行い、Webデータベースに登録されている商品コードや単価の情報を取得する
図：ワークフローとの連携
詳しい手順は、「ワークフローでWebデータベースのデータを参照する」を参照してください。
業務ロジック
Webデータベースの登録・更新などのイベントや画面上の操作イベント（例：クリックや入力）に対して、任意の業務ロジックを実行できます。これにより、例えば以下のようなことが可能です。
- データ登録時、入力項目に初期値を設定した状態でフォームを表示する
- データを登録・更新した際に設定した宛先にメールで通知を送る
図：業務ロジックとの連携
業務ロジックを作成する際は、ロジックの種別（入力チェック、後処理など）に応じてロジックのひな型が自動生成されます。ひな形には、入出力値や処理種別ごとの分岐が予め設定されているため、以下のようなことが簡単に実現可能です。
- フォームの入力値を業務ロジック内で利用する
- 登録時のみ、更新時のみなど、特定のタイミングで業務ロジックを実行する
詳しい手順は、「Webデータベースと連携する業務ロジックを作成する」を参照してください。
外部サービスとの連携
業務ロジック機能を利用することで、Accel-Mart Quick以外の外部サービスとの連携も可能です。Office 365（Microsoft 365）・クラウドサイン・Slackをはじめ、多くのサービスと連携できます。また、連携により以下のようなことが可能です。
- データを登録・更新した際に、連携先の外部サービスのデータも自動で更新する
- データを登録・更新した際にSlackに通知を送信する
利用例
PC端末の管理
例えば、Webデータベースを用いて以下のようなことができるPC端末の管理システムを作成できます。
- PC端末の新規登録
- 利用者は、PC端末の新規登録用のワークフローにPCの情報を入力し、申請する
- 利用者の上長、セキュリティ管理者がワークフローの案件を承認する
- ワークフロー完了後、申請されたPCが自動的にPC管理システムに登録される
- PC端末の持出申請
- 利用者は、PC端末の持出申請のワークフローを申請する
- 申請する際に、持出対象のPCをPC管理システムから検索して選択できる
- 持出対象のPCについて、PC管理システムの登録情報が特定の条件を満たしていない場合は、ワークフローの申請時にエラーが表示される
試してみる
Accel-Mart QuickのWebデータベースを初めて利用する方におすすめのチュートリアルをご紹介します。
- Webデータベースを作成する
- Webデータベース機能を使って備品管理のアプリケーションを作成してみましょう。