PDF出力と連携する業務ロジック
フォームに入力されたデータをPDF形式の帳票に出力する際に実行される業務ロジックです。
利用シーン
以下のようなことが実現できます。
- フォームの入力内容に「¥」や「様」などの接頭・接尾文字を付加して出力する
- 複数の入力項目の内容を結合して出力する
- 日付や数値を任意のフォーマットに変換して出力する
- 数値や日付に対して計算を行った後の値を出力する
- フォームの入力項目にないデータをマスタ等から取得して出力する
- テーブルのデータを加工(データ追加・削除)して出力する
業務ロジックの概要
PDF出力と連携する業務ロジックを新規作成すると、初期状態では以下の図のように設定されています。タスクを追加し、実現したい業務ロジックを作成してください。
図:業務ロジックの初期状態
入力値
初期設定されている入力値は以下の通りです。
入力値 | 型 | 説明 |
---|---|---|
formData | object | フォームの入力情報を保持します。 |
formaParam | object | アプリケーションや表示中のフォームに関する情報を保持します。 |
formDataオブジェクト
フォームの入力情報を保持します。業務ロジック内でフォーム項目に入力された値を利用したい場合は、formData
配下のパラメータをマッピングしてください。
- キー名は、画面アイテム(フォーム項目)の「フィールド識別ID」と対応しています。
- 画面アイテム「明細テーブル」・「グリッドテーブル」、および、「スプレッドシート」上で設定されたテーブルについては、「テーブル識別ID」がキー名と対応しています。
- 複数項目選択可能な画面アイテム(「チェックボックス」、「リストボックス」)は選択された値をカンマ区切りにして値が設定されます。
注記
画面アイテム「ファイルアップロード」のアップロードファイル情報は含まれません。 ファイル情報の取得には「ファイルアップロード情報取得」タスクをご利用ください。
formaParamオブジェクト
アプリケーションや表示中のフォームに関する情報を保持します。
入力値 | 型 | 説明 |
---|---|---|
imfr_application_id | string | アプリケーションID |
imfr_application_no | string | アプリケーションバージョンNO(アプリケーション履歴番号) |
imfr_insert_id | string | データ登録ID 登録データ(レコード)を一意に識別するためのIDです。 |
出力値
初期設定されている出力値は以下の通りです。
出力値 | 型 | 説明 |
---|---|---|
formData | object | PDFに受け渡す情報です。 |
formDataオブジェクト
PDFに受け渡す情報を格納します。PDFに加工後の文字列を出力したい場合は、formData
配下のパラメータに出力したい値をマッピングしてください。
値をマッピングしない場合は、業務ロジックを設定しなかった場合と同じ文字列が出力されます。
- キー名は、画面アイテム(フォーム項目)の「フィールド識別ID」と対応しています。
- 画面アイテム「明細テーブル」・「グリッドテーブル」、および、「スプレッドシート」上で設定されたテーブルについては、「テーブル識別ID」がキー名と対応しています。
変数
初期設定されている変数はありません。
定数
初期設定されている定数はありません。
実装例
PDF出力と連携する業務ロジックを用いた実装例は、以下を参照してください。