オンプレミス連携
オンプレミス連携機能の設定項目に関するドキュメントです。
オンプレミス連携エージェントのサービス仕様については下記をご参照ください。
概要
オンプレミス連携機能を利用することで、Accel-Mart Quickとお客様のオンプレミス環境のシステムをデータ連携させることが可能です。 専用線やVPNといった大掛かりな仕組みを用意することなく、簡単にデータ連携を始めることが可能です。
ユースケース
基幹システムとのデータ連携
- Accel-Mart Quick上に構築したフロントシステムとオンプレミス環境の基幹システムをデータ連携し、ユーザによるシステム間の転記を削減します。
- SFAの案件情報からオンプレミス環境の販売管理システムの受注データを作成できます。
- SFAの案件情報を入力する際にオンプレミス環境の販売管理システムの商品マスタから商品データを選択できます。
- 経費精算ワークフローの結果からオンプレミス環境の会計システムの仕分けデータを作成できます。
ファイルサーバとの連携
- 完了ワークフローの証跡として添付ファイルと申請画面のPDFをオンプレミス環境のファイルサーバへ格納します。
- オンプレミス環境のファイルサーバ上にアップロードされるExcelファイルを自動集計し、ダッシュボードに表示します。
仕組み
オンプレミス連携エージェントを利用することで、インターネットから直接アクセスできないネットワーク環境で動作するシステムに対してもAccel-Mart Quickを起点にデータ連携を行うことが可能です。Accel-Mart Quickからアクセスするために専用線やVPNといった仕組みを用意する必要はありません。
連携対象のシステムが存在するネットワーク上にオンプレミス連携エージェントをインストールすることで、オンプレミス連携エージェントがAccel-Mart Quickとのやり取りを仲介します。オンプレミス連携エージェントは一定の間隔でAccel-Mart Quickを監視し、Accel-Mart Quickからの処理依頼がないか確認します。処理依頼がある場合は対象のシステムとデータ連携を行い、結果をAccel-Mart Quickに戻します。オンプレミス連携エージェントからAccel-Mart Quickへの一方向の通信のみで連携を実現しているため、インターネットから直接アクセスできないネットワーク環境で動作するシステムとの連携が可能となっています。
オンプレミス連携エージェントをインストールするネットワーク環境からインターネットへのアウトバウンド通信(HTTPS)ができる必要があります。 オンプレミス連携エージェントからAccel-Mart Quick(AWS 東京リージョン)へ接続を行うためです。