メインコンテンツまでスキップ

Google Workspace Calendar 連携を行う

Google Workspace Calendar との連携に必要な設定について解説します。

概要​

Google Workspace Calendar 連携は Accel-Mart Quickより Google Workspace Calendar リソースへアクセスしてデータ連携を行う機能です。

以下のようなことができます。

  • 営業支援の活動予定を Google Workspace Calendar へイベントとして連携します。

アクター​

このドキュメントでは以下のように定義します。

  • Accel-Mart Quick システム管理者
  • Google Workspace 管理者
    • Google Workspace 環境の管理者
  • サービスアカウント
    • Accel-Mart Quick より認可された Google API 呼び出しを行うためのアカウント

Google Cloud Console上でプロジェクトおよびサービスアカウントを準備する​

Google Workspace 管理者でGoogle Cloud Console にログインし、連携に必要な関連サービスの準備を行います。

プロジェクトを作成する​

  1. [リソースの管理] - [プロジェクトを作成] より新しいプロジェクトを作成します。

    「リソースの管理」

  2. 下記の項目を設定し、「作成」をクリックします。

    • プロジェクト名 ： 任意のプロジェクト名（ここでは仮に「Accel-Mart Quick project」とします）

    • 組織 ： Accel-Mart Quick と連携を行う組織

      プロジェクトの作成

備考

プロジェクトの作成についての詳細は Google社 の以下のドキュメントを参照してください。

Google Calendar API を有効化する​

  1. 「リソースの選択」より、作成したプロジェクトを選択します。

    「プロジェクトの選択」

  2. 「APIとサービス」の「API とサービスの有効化」をクリックします。

    「APIとサービス」

    「API とサービスの有効化」

  3. [Google Workspace] - [Google Calendar API]をクリックし、「有効にする」をクリックします。

    「Google Calendar API」

    「APIの有効化」

サービスアカウントを作成する​

Accel-Mart QuickよりGoogle Calendar APIを呼び出す際の認証に使用するサービスアカウントを作成します。

備考

サービスアカウントについての詳細は Google社 の以下のドキュメントを参照してください。

  1. [IAMと管理] - [サービスアカウント]の、「サービスアカウントを作成」をクリックします。

    「IAMと管理」

    「サービスアカウントの作成」

  2. サービスアカウントに下記の項目を設定し、「完了」をクリックします。

    • サービスアカウント名 ： 任意のサービスアカウント名（ここでは仮に「Accel-Mart Quick Service Account」とします）

    「サービスアカウント設定」

  3. サービスアカウントの一覧より、作成したサービスアカウントをクリックします。

    「サービスアカウントの一覧」

    • 後続の手順にて使用するため、画面に表示される「一意のID」を手元にお控えください。

    「サービスアカウントの一意のID」

サービスアカウント鍵ファイルを作成する​

サービスアカウントの認証情報を取得する際に必要となるサービスアカウント鍵ファイルの作成を行います。

サービスアカウント鍵ファイルは後続の手順にて Accel-Mart Quick へご連携いただく必要があります。

  1. サービスアカウントの詳細画面にて「キー」タブをクリックし、「鍵を追加」より「新しい鍵の作成」をクリックします。

    「新しい鍵の作成」

  2. 「サービスアカウントの秘密鍵の作成」ダイアログにて、「キーのタイプ」に「JSON」を選択し、「作成」をクリックします。

    「サービスアカウントの秘密鍵の作成」

    「サービスアカウントの秘密鍵の作成完了」

Google Workspace管理コンソール上でサービスアカウントに権限とスコープを設定する​

Google Workspace管理者でGoogle Workspace管理コンソールにログインし、作成したサービスアカウントへドメイン全体の委任とAPIのスコープを設定します。

サービスアカウントに権限を委任する​

  1. [セキュリティ]-[アクセスとデータ管理]-[APIの制御]より[ドメイン全体の委任]セクションの「ドメイン全体の委任の管理」をクリックします。

    「APIの制御」

    「ドメイン全体の委任の管理」

  2. [APIクライアント]の「新しく追加」をクリックします。

    「APIクライアントの追加」

  3. 下記の指定を行い、「承認」をクリックします。

    • クライアントID ： 前述の手順にて取得したサービスアカウントの「一意のID」
    • OAuthスコープ ： https://www.googleapis.com/auth/calendarを指定します。

    「APIクライアントの設定」

    備考

    委任をうけたサービスアカウントがアクセス可能なリソースはスコープの指定によりその範囲を制限されます。

    本機能では、Accel-Mart Quickのユーザに紐づけられた個々のGoogleアカウントのリソース（本機能においては該当ユーザのメインに指定されているカレンダーおよびイベント）へ、該当のGoogleアカウントの権限をサービスアカウントが借用する形で連携を実現します。

    「ドメイン全体の委任」の設定についての詳細は Google社 の以下のドキュメントを参照してください。

    「Google Calendar API」についての詳細は Google社 の以下のドキュメントを参照してください。

Accel-Mart Quick上でGoogle Workspace連携の設定を行う​

Accel-Mart QuickでGoogle Workspace連携のための各種設定およびユーザのGoogle Workspace のアカウントとの紐づけを行います。

サービスアカウント鍵ファイルの登録​

この項目はAccel-Mart Quick システム管理者が実施する作業です。

  1. 「管理」→「外部システム連携設定」→「Google Workspace Calendar連携」をクリックします。

    「Google Workspace Calendar連携」

  2. 下記の情報を指定し、「更新」をクリックします。

    • サービスアカウント鍵ファイル ： 前述の手順にて取得したサービスアカウント鍵ファイルを指定します。

    「サービスアカウント鍵ファイルの登録」

外部システムユーザ連携設定を行う​

Accel-Mart Quickユーザと Google Workspaceアカウントの紐づけを行います。

この項目はAccel-Mart Quick システム管理者、または、Accel-Mart Quick 利用者が実施する作業です。

Accel-Mart Quick システム管理者の場合​

  1. メニューの「管理」→「外部システム連携設定」→「外部システムユーザ連携」から「外部システムユーザ識別子設定」画面を表示します。

    「外部システムユーザ識別子設定」

  2. 「検索条件」の「外部システム」の項目で「Google Workspace」を選択します。

    「Google Workspace識別子の検索」

  3. Google Workspaceアカウントを設定したいユーザの「編集」アイコンをクリックします。

    「Google Workspace識別子の編集アイコン」

  4. 「外部システムユーザ情報編集」ダイアログが開きます。

  5. 「ユーザ識別子」にそのユーザが使用するGoogle WorkspaceアカウントのアカウントID(E-Mailアドレス)を入力します。

    「Google Workspace識別子の指定」

  6. 「更新」をクリックします。

  7. 外部システムユーザ連携設定ができました。 これを、必要なユーザ分登録します。

Accel-Mart Quick 利用者の場合​

Accel-Mart Quick 利用者の場合は、自身が使用するアカウントについてのみ設定できます。

  1. メニューのユーザ名表示部分をクリックし、「個人設定」→「プロファイル」から「プロファイル」画面を開きます。

    「プロファイル」

  2. ツールバーの「外部システムユーザ識別子設定」をクリックし、「外部システムユーザ識別子設定」画面を開きます。

    「外部システムユーザ識別子設定」

  3. 「Google Workspace」の「ユーザ識別子」の項目にGoogle WorkspaceアカウントのアカウントID(E-Mailアドレス)を入力します。

    「Google Workspace識別子の指定」

  4. 「変更」をクリックします。

  5. 外部システムユーザ連携設定ができました。

活動予定連携設定を有効にする​

Accel-Mart Quick システム管理者もしくはAccel-Mart Quick 営業支援管理者にて活動予定連携設定を行います。

  1. メニューの「管理」→「営業支援」→「活動予定連携先設定」から「活動予定連携設定」画面を表示します。

    「活動予定連携設定画面」

  2. 「スケジュール連携」を「有効」、連携先に「Google Workspace Calendar」を設定し、「更新」をクリックします。

    「活動予定連携有効化」

以上で、営業支援の活動予定をGoogle Workspace Calendarへイベントとして連携するための設定は完了です。

備考

活動予定の連携の詳細については、「活動予定連携」をご参照ください。