インサイドセールス機能(キャンペーン・リード)
インサイドセールス機能(キャンペーン・リード)の様々な活用方法について説明します。
インサイドセールスとは
インサイドセールスとは、メールや電話、WEB会議等の遠隔の手段を使い、非対面で顧客とコミュニケーションを行う営業活動のことを指します。
顧客訪問の時間やコストを削減できるため、営業活動の効率化ができることや、遠隔地の顧客にも対応が可能な利点があります。
対して、客先への訪問活動により顧客とコミュニケーションを行う営業活動のことをフィールドセールスと呼びます。
一般に営業活動と呼ぶと、フィールドセールスのことを指す場合が多く、インサイドセールスに対して明示的に示す場合に呼称します。
本ドキュメントの目的
インサイドセールスは、顧客とコミュニケーションを行うと共に対象を選別し、商談化となった顧客をフィールドセールスへ引継ぎすることを目的とします。
本ドキュメントでは、営業支援機能の「キャンペーン」および「リード」を利用し、インサイドセールス業務の効率化を図ります。
対象読者について
本ドキュメントにおける対象読者については以下の通りです。
- マーケティング担当
「セミナー」や「展示会」など、企業の広告、 宣伝のためのマーケティング施策を企画する担当者。 - インサイドセールス担当
主に「メール」「電話」および「WEB会議等」の遠隔の手段で顧客とコミュニケーションを行う内勤の営業担当者。
注意
本ドキュメントにおけるマスタデータは、標準業務モデルを基にしたサンプルで説明しています。
マスタデータは各社異なりますので、ご利用の環境のマスタデータと読み替えてください。
機能概要
キャンペーンの概要説明
キャンペーンとは、「セミナー」や「展示会」など、企業の広告・宣伝のためのマーケティング施策を指します。
キャンペーンを利用することで、以下のようなことが可能になります。
管理できること | 主な管理項目 | 期待できる業務効果 例 | |
---|---|---|---|
① | キャンペーン自体の管理 | ステータス(計画中、実施中、完了)、実施期間、開催方法など | 蓄積された情報の時期や開催方法などから、今後のキャンペーン立案の参考情報として利用できる |
② | キャンペーンの効果測定 | 予算金額、実施金額、リード獲得数、活動件数、案件数、受注件数、受注金額など | キャンペーンの投資効果をもとに、今後のキャンペーン立案やリアルタイムでの進捗管理が可能になる |
リードの概要説明
リードとは、キャンペーンによって獲得した、未だ商談の発生していない潜在的な見込み顧客を指します。
リードを利用することで、以下のようなことが可能になります。
管理できること | 主な管理項目 | 期待できる業務効果例 | |
---|---|---|---|
① | リード自体の個人情報管理 | 氏名、会社名、メールアドレス、組織名、役職、電話番号、業種、対応製品、参加キャンペーンなど | リードの個人情報をマスタとして管理することで、業務の効率化や正確性の向上が見込める |
② | リードへの対応履歴情報管理 | リードステージ(新規、対応中、営業引継ぎ)、手段(メール、電話、WEB会議)、対応日時、内容(御礼、製品説明、ヒアリング ) | 対応履歴をもとに、対応継続可否の判断や今後の対応方法の参考情報として利用できる |
③ | リードのキャンペーン参加状況の管理 | キャンペーン参加状況(招待/参加)など | 招待したリストに対する参加状況をもとに、顧客の興味分野を把握し、追加の施策要否の判断といった今後の提案活動に利用できる |
④ | フィールドセールスへの引継ぎ | リード情報をもとにした案件データ(案件名、顧客名、営業担当者など) | リードから案件化することにより、これまでに獲得した情報や対応履歴をフィールドセールスへ円滑に引継ぎできる |