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組織改編・人事異動

本ドキュメントでは、Accel-Mart Quick 営業支援機能おける組織改編/人事異動で必要な対応手順について記載しています。

注意

本ドキュメントにおけるマスタデータは、標準業務モデルを基にしたサンプルで説明しています。
マスタデータは各社異なりますので、ご利用の環境のマスタデータと読み替えてください。

言葉の定義

組織改編/人事異動について、以下3種類の状態によって、必要な対応手順が異なります。

対応状態
1組織改編・ 既存組織体系に組織の増減がある
・ 人の所属組織の異動がある
2人事異動・ 既存組織体系に組織の増減はない
・ 人の所属組織の異動がある
3組織マスタの名称変更のみ・ 既存組織体系に組織の増減はない
・ 人の所属組織の異動はない
・ 任意の組織の名称のみ変更がある

前提となる仕様

本ドキュメントにおける手順を実行するにあたり、前提となる仕様について説明します。

  • 営業データの組織とは
    取引先や案件などの営業データの担当組織とは、自社担当者(主担当)に設定したユーザの組織を指します。

    注意

    営業データの担当組織は自社担当者のユーザ情報に紐づく組織であり、自社担当者の組織ではない組織を直接指定して設定することはできません。

  • 営業データに設定される組織について
    組織の情報には組織コードと組織名があり、組織マスタで管理されます。
    取引先や案件などの営業データでは、組織コードのみを保持しています。

    組織コードを保持する理由

    取引先や案件などの営業データは登録/更新時に組織コードも保持しています。
    営業データの組織コードは組織マスタの変更によって自動では最新化されません。
    これは会計年度を跨ぐ組織改編において、営業データの組織が即時に反映されないように考慮されており、新会計年度に変わった直後などで昨年度実績の組織集計が可能となります。

    表示される組織名は保持した組織コードから本日日付の名称を自動で取得します。

    注意

    組織マスタ参照時の検索基準日は本日日付固定となり、変更はできません。

  • 新規登録画面の動作説明
    新規登録画面においては、自社担当者選択時にシステムが自動で組織マスタから組織コード取得します。

    • 組織マスタの参照は、検索基準日=本日日付で行います。
      注意

      組織マスタ参照時の検索基準日は、本日日付固定となり変更はできません。
      従って、過去や未来の組織での登録はできません。

    • 所属組織の取得は、主所属組織を取得する固定動作となります。
      注意

      営業支援機能では、組織兼務に対応していません。
      ユーザには複数組織所属(兼務)の設定が可能ですが、「主所属」のみを参照する固定動作となります。

  • 更新画面の動作説明
    更新においては、保持していた組織コードを引き継いで、更新画面が開きます。

    注意

    更新画面起動時や更新ボタン押下時には、組織コードの再取得は行われません。
    保持された組織コードを変更するには、本ドキュメントで説明する操作手順が必要となりますので、詳細は各対応時の操作ガイドを参照してください。

  • 組織検索の仕様
    組織検索は、本日日付の組織データを自動で取得します。

    注意

    組織マスタ参照時の検索基準日は、本日日付固定となり変更はできません。
    従って、過去や未来の組織での登録はできません。

運用における考慮点

組織改編/人事異動などの運用における考慮点について説明します。

注意

組織改編/人事異動における混乱を避けるためには、事前に運用ルールの整理する必要があります。
営業支援機能の仕様理解の上、運用ルールの策定および周知を行ってください。

  1. 関係者間の役割の整理
    営業支援機能では、組織改編/人事異動において「マスタ情報の変更」および「営業データの更新」が必要となります。
    それぞれ実行可能な対象が異なりますので、個社の業務に合わせて役割の整理を行ってください。

    注記

    「マスタ情報の変更」は「Accel-Mart Quick システム管理者」ロールを持つユーザで実施してください。
    「営業データの更新」は「Accel-Mart Quick 営業支援編集ユーザ」ロールを持つユーザで実施してください。

  2. 実施トリガと実施タイミングの整理
    会計年度を跨ぐ組織改編においては、昨年度の営業実績を組織集計したい場合があります。
    各営業データの中に旧組織名と新組織名が混ざってしまうと、組織集計が難しくなる場合があります。
    「営業データの更新」については実施トリガと実施タイミングの整理を行ってください。

  3. 組織改編前のデータ保存について
    組織改編前後では各営業データの様々な更新が行われます。
    組織改編の適用の前日に、集計帳票機能およびエクスポート機能を利用してデータ保存することを推奨します。
    保存したデータは、問合せ等の発生時に活用することができます。